お互いが『つながる』モノをつくりたい
●新・ファインモールドの主張●


私たちファインモールドの製品開発では、出来うる限り実物やその関連の原資料を探します。旧軍の戦車や飛行機では保存物や当時の実物設計図やマニュアルなどを、映像上のメカでも撮影用模型や設定資料などをです。私たちはそうした資料や実物に接した時、生み出されるにあたって関係者が注いだ情熱を強く感じずにはいられないのです。
 現在は想像も出来ないですが、戦前/戦中の日本は地理的、政治的な要因から技術的刺激の限界や基礎工業力の低さを脱却できず、高次元で安定した性能を持つ工業製品を作り続けることが難しい状況でした。戦渦と共に資材の枯渇、それに伴う技術力の限界とその過酷さはさらに極まります。そのように困難な状況下でも英知を結集し新機材の開発に取り組んだ関係者の苦労と情熱を、私たち自身もモノづくりの一端に携わるものとして『つながる』と感じる部分が多くあるのです。
 一方、スクリーン上で鮮やかな空中戦を繰り広げる水上もしくは宇宙戦闘機たちは、エンターテナーとしていかに多くの人々に娯楽と感動を伝えられるか、と寝る間も惜しんで創作を続けたクリエイター達の想いそのものであり、彼らにとって自分たちの生み出したモノは当時も、そしてこれからも愛し続けて止まない宝物なのです。私たちもこれらを模型化し長く売り続けることで「愛して止まないモノを生み出す」という同じ気持ちで『つながる』ことができるのではと思います。
 私たちの製品開発は、そんな彼らの想いからもエネルギーをもらっています。彼らの情熱とそこから作り出されたモノと『つながる』ことで、共に歴史的・文化的事実の伝承物となるべく「小さな実物」とも言われる製品を開発していきたいと考えています。
 この「小さな実物」を皆様にお届けすることで彼らの、そして私たちの想いが皆様と『つながる』ことができれば、これほど幸せなことはありません。

さらに●ファインモールドの提言●に

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